「尾崎翠」から拡がるゆるやかなネットワーク  「尾崎翠」へとゆるやかに収斂するノマドたちの非-群

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寺尾紗穗さんのコンサート

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寺尾紗穗さんと尾崎翠フォーラムーー尾崎翠フォーラム実行委員会代表 土井淑平

        
■寺尾紗穂さんに感じる奇縁
             
シンガー・ソングライターで作家の寺尾紗穂さんが鳥取に!!5月13日、鳥取市の鳥取教会で、歌とピアノのライブ「キリノアオ」に出演されるためです。ギターによる弾き語りで、鳥取生まれの若いシンガー・ソングライターの折坂悠太さんが共演されます。

わたしたちが寺尾さんを尾崎翠フォーラムにお招きしたのは、2014年6月のことです。第14回のフォーラムのゲストとしてで、この年は寺尾さんのピアノ弾き語りのほか、鳥取大学の長柄裕美さんが「尾崎翠とヴァージニア・ウルフ」という興味深いテーマで講演されました。いずれも、『尾崎翠を読む』講演編Ⅱ(今井書店)に収録されています。

寺尾さんはたしか学生時代から尾崎翠のファンで、フォーラムの前年の2013年には隠岐の島の音楽イベントの帰りに、お子さん連れで尾崎翠の出生地の岩井温泉を訪れ、そこにある尾崎翠資料館で尾崎翠フォーラムのことを知り、わたしにメールされたのが出会いのきっかけです。

これも奇縁と、さっそく2014年のフォーラムにお招きし、「尾崎翠、ピアノ弾き語り」の公演をお願いしました。尾崎翠の「歩行」に出てくる「よみ人知らずの歌」や「新秋名果」など8曲うたってもらいましたが、そのなかに「楕円の夢」というのがありました。寺尾さんによると、わたしが寺尾さんに贈った拙著『尾崎翠と花田清輝』で引用した花田の「楕円幻想」というエッセイに触発されたのが、「楕円の夢」です。

円は中心が一点ですが、楕円は焦点と呼ばれる中心が二つあります。焦点が近づけば円に近くなるし、離れれば細長いいろんな形があり得ます。たとえば、天体の運行も、惑星は太陽を中心に円軌道で回っている、とキリスト教世界で長い間考えられてきましたが、ケプラーは円ではなく楕円だと喝破しました。

花田清輝は「楕円幻想」というエッセイで、真実や正義は一つではなく、二つ、いやもっとたくさんあるんだ、という複眼的なものの見方を示しました。寺尾さんは花田の複眼に触発されて「楕円の夢」をつくられましたが、フォーラムに来ておられた映画監督の浜野佐知さんは、寺尾さんの歌を聴いて「「楕円の夢」が一番よかった」とおっしゃっていました。

ところで、寺尾さんと鳥取には意外なつながりがあります。聞くところによると、寺尾さんの曽祖父(ひいおじいさん)の弟に当たる方が、鳥取教会に牧師として六年間赴任されていたそうです。その奥さんは青谷伝道所で地元貢献され、澤田廉三さんや澤田美喜さんとも親交があったということです。

青谷伝道所はいまの青谷教会の前身かと思いますが、わたしは1980年代初め青谷が原発の候補地だという情報をキャッチして、それを阻止するため青谷教会で反原発の合宿をやったことがあります。寺尾さんは社会派風のご著書を何冊か出しておられますが、そのなかに『原発労働者』という本があります。わたしが寺尾さんに奇縁を感じるゆえんです。

尾崎翠フォーラム実行委員会  〒680-0851 鳥取県鳥取市大杙26 土井淑平気付
TEL&FAX 0857-27-7369
e-mail info@osaki-midori-forum.com

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