「尾崎翠」から拡がるゆるやかなネットワーク  「尾崎翠」へとゆるやかに収斂するノマドたちの非-群

120anniv

尾崎翠 生誕120年記念行事の情報

今年2016年は、尾崎翠が誕生してから120年にあたります。誕生の地である鳥取県岩美町では、記念行事やイベントが開催される予定です。

詳細の決定とともに、このページで情報をお知らせします。

また、岩美町以外でも、一般の市民の参加ができ、このページに掲載可能な記念行事の開催予定の情報をお持ちの方は、当サイトまでお知らせ下さい。

space
NEW

岩美町主催:尾崎翠生誕120年記念「尾崎翠と、追憶の美し国へ」

■公式サイトへリンク■
http://osakimidori120anniv.link/

space

NEW

尾崎翠生誕120年記念『尾崎翠を読む』出版祝賀会

2016年4月9日(土)正午より、「尾崎翠生誕120年記念『尾崎翠を読む』全3巻出版祝賀会」が開催されました。総勢35名の出席者が鳥取ワシントンホテル「ダイヤモンドホール」に集い、15年にわたる「尾崎翠フォーラムin鳥取」の集大成の出版を祝いました。

発起人代表井上氏

発起人代表の井上嘉明氏(詩人)あいさつ

県文化政策課長神庭氏

鳥取県文化政策課長 神庭伸子氏あいさつ

榎本岩美町長

岩美町長 榎本武利氏あいさつ

親族紹介

親族の紹介 早川悟氏(左)、山名立洋氏(右)

装丁者

装丁の石山雅章氏の紹介

メッセージ・祝電の紹介

司会

司会は尾崎かおるさん

川崎賢子(日本映画大学教授・文芸演劇評論家)さんの祝電:地域と世界を結び、過去と未来をつなぐ仕事

尾崎翠フォーラム十五年の集大成である『尾崎翠を読む』全三巻の完結を心よりお祝い申し上げます。

関係者の皆様が尾崎翠を契機に、地域と世界を結び、過去と未来をつなぐお仕事を成し遂げられたことに、敬意を表します。

私も含めて読者が『尾崎翠を読む』に託された魂のバトンを受け止め、未来の書き手と読み手にリレーできますように。

寺田 操(詩人・文芸評論家)さんの祝電:岩美の地から播かれた物語の種を広範な読者の胸に

尾崎翠を読む』全3巻刊行おめでとうございます。尾崎翠さんが、岩美の地から播かれた物語の種は、芽吹き、花開き、風や鳥、愛する人々の手によって、広範な読者の胸のうちに運ばれることを願っています。

近藤裕子(東京女子大学教授)さんのメッセージ:15年も充実した講演会に感謝!!

このたびは、フォーラム講演集等のご出版おめでとうございます。またご恵贈頂き、ありがとうございます。さっそく図書館でも購入し、学生にも紹介いたします。本学では毎年一人くらいは翠研究で卒論を書く学生がおり、資料あつめに苦労していますので、大変ありがたいと思います。振り返ると、なかなかの講演会で15年もこの充実感でおつづけ下さったことに改めて感謝!!

浜野佐知(映画監督)さんの祝電:尾崎翠の新しい時代の幕開け 

ご出版おめでとうございます。

フォーラム15年の歴史の手応えをズシリと感じました。

この3冊は翠再評価の集大成であり、また、尾崎翠の新しい時代の幕開けでもあると感じています。

今年10月に尾崎翠生誕120年の記念イベントが岩美町の主催で開催されますが、これからも鳥取の地から尾崎翠が羽ばたき続けることを願っています。

15年間、本当にお疲れ様でした。

そして、ありがとうございました。  

花束贈呈

「尾崎翠フォーラム」土井淑平代表へ花束贈呈

プレゼンターは美術家 KEiKO*萬桂さん

尾崎翠を読む』の出版祝賀会における「尾崎翠フォーラム」代表の挨拶

きょうは『尾崎翠を読む』の出版祝賀会に多数ご参列いただき、まことに有難うございます。元県議会議長の葬儀出席のため急きょ欠席された平井知事に代わって県文化振興課の神庭伸子課長、および、岩美町の榎本武利町長には、新年度早々の多忙な時期にもかかわりませず、ご出席下さいまして、感謝申し上げる次第です。

尾崎翠が生まれたのは、いまから100年以上も前の1896年(明治29年)です。昭和初期に代表作の『第七官界彷徨』を発表、その直後に突然の帰郷で文壇から姿を消し、"まぼろしの作家"と呼ばれていましたが、戦後再評価の声が高まった異例の作家です。

尾崎翠再評価の高まりは、戦後、選集や全集が出て一般の読者も手にすることができるようになったことが大きいですが、浜野佐知監督による映画化 ― つまり、1998年の自主製作映画『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』が大きな転機となりました。

わたしたち市民有志が尾崎翠フォーラム実行委員会を2001年に立ち上げたのも、浜野監督の映画の再上映がきっかけでした。以後、毎年夏の翠の命日にもっとも近い土、日に内外の第一線の研究者、芸術家、作家を招いて尾崎翠フォーラムを開催し、いつのまにかフォーラムは昨年で15回を数えることになりました。

その15年にわたる尾崎翠フォーラムの集大成が、このたび発行した3巻本の『尾崎翠を読む』です。第1巻と第2巻の講演編Ⅰ、Ⅱには、日本と世界の第一線の研究者、芸術家、作家22人の講演を収録しています。

第3巻の新発見資料・親族寄稿・論文編には、尾崎翠の全集未収録の新発見資料8編、尾崎翠の親族8人の寄稿、研究者13人の論文、そして詳細な尾崎翠文学文献目録を収録し、尾崎翠の読者と研究者には欠かせない必読の文献になったと自負しています。

講演編Ⅰの冒頭で小倉千加子さんが断言されているように、尾崎翠は「鳥取県が生んだ最高の作家」です。カナダの研究者リヴィア・モネやトマス・ラマルが講演で注目したように、鳥取県というよりも、日本有数の作家であることは言うまでもありません。その尾崎翠をめぐる40数人の講演・寄稿・論文を『尾崎翠を読む』のタイトルのもと活字にしてこれからの世代の人たちに残せたことは、得難いことと考えています。

土井

土井代表、尾崎翠フォーラム15年間の御礼のあいさつ

尾崎翠フォーラムはこれを持ちまして、毎年やってきたイベントは打ち切りますが、今回の単行本の問い合わせとあと始末に加えて、フォーラム報告集のバックナンバーが残っていて、その問い合わせや注文もありますので、代表と世話人の体制とメールアドレスとホームページは現行のまま継続いたします。

活動の面では、フォーラムは事実上終わりますが、浜野監督がさきほどの祝電で言われたように、『尾崎翠を読む』は「尾崎翠の新しい時代の幕開け」を意味します。日本海新聞の書評における文芸評論家の川崎賢子さんの言葉を借りれば、この本は「鳥取から世界に発信する」もので、寺田操さんの言葉どおり、尾崎翠は「ここから新しく始まるのだ」と考えたい。

尾崎翠を読む』の発行は、第一回以来、尾崎翠フォーラムを熱心に支援して下さいました、心ある市民と親族の皆様、文化振興の観点から多大なご協力をいただいた鳥取県と岩美町の行政のご支援ご協力の賜物です。

鳥取県は片山善博知事の時代から今日の平井伸二知事まで、また岩美町は榎本武利町長の手で一貫して、15年の長きにわたるフォーラムに加えて、その集大成とも言える3巻本『尾崎翠を読む』の発行に当たっても、格別のご支援ご協力を寄せていただきました。

発行元の今井出版さまには、大変お世話になりました。とりわけ、担当の安部さんには、編集・校正で米子と鳥取を何度も何度も往復してもらって、ひとかたならぬご尽力をいただきました。わたしもミスだらけの本を何冊か出していますが、このたびの編集・校正を通して今井出版の仕事が非常に厳正であることを実感いたしました。

尾崎翠を読む』の発行に当たりまして、ご支援ご協力いただきました各方面の皆様、そして、きょうお集まりの多くの皆様に、厚く御礼申し上げます。有難うございました。

2016年4月9日 土井淑平

土井代表のあいさつ後、乾杯、歓談、一言スピーチなどが行われました。

乾杯

鳥取文芸協会会長 須崎俊雄氏の音頭で乾杯

出版社

今井出版社長 田淵康成氏あいさつ

shop

尾崎翠を読む』全3巻他の販売(今井出版)

受付

KEiKO*萬桂さんと尾崎翠フォーラム実行委員

生花

尾崎翠を読む』出版祝賀会のご案内

*出版祝賀会は終了しました。
下記の通り、尾崎翠生誕120年記念『尾崎翠を読む』出版祝賀会を開催します。一般からの参加も受け付けていますので、ご希望の方はお申し込み下さい。

■日時 平成28年4月9日(土)正午~2時30分

■場所 鳥取ワシントンホテルブラザ 2Fダイヤモンドホール

■会費 6,000円

■発起人 井上嘉明(詩人)、内田克彦(鳥取県国際交流財団常務理事)、岡村知子(鳥取大学地域学部准教授)、岡村洋次(放哉蔵運営委員会事務局長)、尾崎かおる(元鳥取県議会議員)、須崎俊雄(鳥取文芸協会会長)、永井伸和(今井書店グループ)、山本潤一(岩井温泉旅館組合長)

■お問い合わせ 事務局:岩谷東亜 TEL&FAX0857-26-0792
email iwa3001@triton.ocn.ne.jp

■賛助会員の応募を優先しますので、一般からの参加申し込みの場合、参加の可否は、3月26日以降にお知らせします。ご了承ください。

*祝賀会の参加申し込みは締め切りいたしました。ありがとうございました。

尾崎翠フォーラム実行委員会  〒680-0851 鳥取県鳥取市大杙26 土井淑平気付
TEL&FAX 0857-27-7369
e-mail info@osaki-midori-forum.com

powered by Quick Homepage Maker 4.81
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional