「尾崎翠」から拡がるゆるやかなネットワーク  「尾崎翠」へとゆるやかに収斂するノマドたちの非-群

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尾崎翠フォーラムへようこそ

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・『尾崎翠を読む』全3巻が第40回鳥取県出版文化賞の「影井賞」を受賞しました。→表彰式を追加しました。

・『尾崎翠を読む』出版記念講演、土井淑平「尾崎翠の魅力」講演録(外部リンク→『ファイ電子版』)

・岩美町主催:尾崎翠生誕120年記念イベントの情報

・生誕120年記念『尾崎翠を読む』出版祝賀会を開催

尾崎翠を読む』(全三巻)発売中!

「尾崎翠フォーラムin鳥取」15年の集大成
尾崎翠生誕120周年記念プロジェクト

表紙

第一巻 講演編Ⅰ 発売中!

A5判、174ページ、1,800円+税

第二巻 講演編Ⅱ 発売中!

A5判、1,800円+税

第三巻 新発見資料・寄稿・論文 発売中!

A5判、2,000円+税



<寺田操さんによる書評 >ここから新しくはじまる、尾崎翠の物語ーー『尾崎翠を読む』第3巻 新発見資料・親族寄稿・論文編

(2016.3.27 up)

尾崎翠の新発見資料を読めるのは、感慨深いものがある。鳥取高等女学校に在学中の毛筆作文「ジェームス、ワットの傳」から、「雪の上」、「立身小説 船出」、「少年小説 姫ヶ島」、「郵便箱」までの『小学生』や『少女世界』などに掲載された八本の創作。都市のモダンを受容した鋭敏な感受性と、海辺、島影、船、漁夫、砂上など土地の記憶が織り合わされた。登場する少年少女たちが直面するのは、友情や旅立ちだけではない。肉親との別れや厳しい生活現実もある。リアリティと幻想が溶けだすとき、スコティッシュ・ケルトの哀愁も伝わってきた。これらは、黒澤亜里子らの作品発掘に注がれた情熱を抜きには語れない。ここにいます、早く見つけてくださいと、ひそかに声をあげていた尾崎翠と、その声を聴きとった発掘者のドラマが。

尾崎翠との百通を超える手紙のやりとりから「ものの考え方が科学的、合理的であり、人の考えないアイデアを思いつく人」と評する甥・小林喬樹の声。「翠伯母が自分で話を作って寝かせてくれた」など、知られざる素顔の翠も姿を現す。唯識思想と翠の第七官界の関係に鋭く迫られたのは、翠生誕地・西法寺の山名法道「尾崎翠と仏教哲学」だ。

ジャンルを超えたテクスト解読は、尾崎翠文学の豊饒さを示すものといえる。西尾雄二「初期作品と岩美の海」、布施薫や森澤夕子による翠の面影を投影した高橋丈雄の小説「月光詩篇―黒川早太の心境記録―」に迫る論考。日出山陽子「登場人物漫想」、土井淑平「ウルトラ・モダーンの世界」、巻末の参考文献目録。山崎邦紀が国境を越え、世紀を越える翠再評価の動向を展開したように、尾崎翠という物語は、ここから新しくはじまるのだ。

(寺田 操・詩人、文芸評論家、『日本海新聞』2016.3.27より転載)


<川崎賢子さんによる書評>『尾崎翠を読む』第1巻講演編Ⅰーー尾崎翠の可能性を鳥取から世界へ発信

(2016.2.14 up)

 2016年は、鳥取県出身の文学者尾崎翠(1896−1971)の生誕120年にあたり、生誕の地・岩美町で記念事業が予定されているという。このたび鳥取県と岩美町の助成を受け『尾崎翠を読む』全3巻の刊行が始まった。
 肉身がこの世を去ったのちにも、愛され読み継がれる文学者は幸福である。まして生まれ育った故郷、骨をうずめた最後の土地が、その再評価の拠点のひとつになるとは。宮沢賢治と花巻、太宰治と津軽、それら文学者と地域の結びつきの例に連なるのが、尾崎翠と鳥取であるに違いない。
 尾崎翠は若くして短歌をたしなみ、写生風の小文を文芸誌に投稿、少女小説を発表するかたわら、大正から昭和にかけて時代の先端をゆくメディアだった映画に触発されてシナリオや映画批評を書き、さらには時代を突き抜けて現実の彼方に飛翔し去るかのような新鮮な比喩、イメージ、知的な遊び心にあふれる小説を書き残した。
尾崎翠を読む』全3巻は、2001年の第1回から2015年の第15回まで、毎年7月に開催された尾崎翠フォーラムの成果の集大成である。講演原稿、論文、全集未収録の資料に参考文献目録が付く。第1巻「講演編」は、文学研究者や歴史社会学者に加え、小倉千加子、林あまり、小谷真理ら、多彩なフェミニズムの論客の議論が楽しめる。モントリオール大学教授リヴィア・モネ氏、マックギル大学教授トマス・ラマル氏らの講演も収められ、きわめて国際色豊かである。
 グローバル化などといわれてひさしいが、文学を契機に地域から世界に発信する、地域に世界を呼びこむという、先駆的で実りの多い実践がなされている。
 第2巻以降も、若手研究者、親族らの寄稿のほか、津原泰水、浜野佐知、澤登翠の講演、山崎邦紀、土井淑平の論考など、小説家、映画人、尾崎翠フォーラム世話人といった多彩な面々が登場予定とのこと。

(川崎賢子・日本映画大学教授、『日本海新聞』2016.2.14より転載)


<紹介文> 再評価のメルクマール 『尾崎翠を読む』に寄せて (土井 淑平)

(2016.2.6 up)

戦前、代表作「第七官界彷徨」の発表直後、突然の帰郷と断筆で文壇から姿を消し、戦後の再評価でフェニックスのようによみがえった尾崎翠。

その翠は1896年(明治29年)に岩美町の岩井温泉に生まれ、父親の転勤で鳥取市に移り住み、県立鳥取高等女学校を経て、大岩尋常小学校の代用教員となり、『文章世界』など中央の雑誌に盛んに投稿して頭角を現わします。

1919年(大正8年)、日本女子大学国文科に入学して上京。翌年1月の『新潮』に、翠の「無風帯から」が芥川龍之介、志賀直哉、佐藤春夫らの作品と一緒に掲載されます。当時、世界の最先端の芸術思潮を取り入れた「第七官界彷徨」は、戦前の川端康成らを感嘆させました。

戦後、尾崎翠を「わたしのミューズ」と呼んだ花田清輝の印象的な発言とともに始まった再評価の歴史は、オール・鳥取ロケによる浜野佐知監督の自主製作映画『第七官界彷徨―尾崎翠を探して』で画期的な転機を迎えます。わたしたちの尾崎翠フォーラムは、この浜野映画の鳥取再上映をきっかけに、2001年(平成13年)に市民有志で立ち上げたものです。

ことしは尾崎翠生誕120年の年です。生誕地の岩美町では記念事業が行われます。鳥取県と岩美町の助成を得て刊行されるわたしたちの『尾崎翠を読む』(全3巻)も、翠の生誕120年を予祝するものです。当代一流の研究者や作家や芸術家が翠を多様な切り口で多彩に論じた『尾崎翠を読む』は、フォーラム15年の集大成にして、尾崎翠の再評価を決定づけるメルクマール(指標)、と確信してやみません。

(土井淑平 尾崎翠フォーラム実行委員会代表、『日本海新聞』2016.2.6より転載)



   

「尾崎翠フォーラムin鳥取2015報告集」を発行しました

 講 演:尾崎翠と宮澤賢治 山下聖美
 小講演:世界に羽ばたく尾崎翠 浜野佐知
     よみがえる尾崎翠 山名立洋
 新資料:郵便箱 尾崎みどり
 資 料:山名哲朗と『六條学報』 藤井祐介
 論 考:青い眩暈―尾崎翠の「冬のよ」について 山白有二
 他
 A4判、52ページ、1200円(税込み、送料別途82円)
 
※「尾崎翠フォーラムin鳥取報告集」は今号で終刊いたします。永らくご愛読をありがとうございました。なお、在庫の販売は引き続き行いますので、お問い合せ下さい。

報告集2015 

「報告集」のお申し込み・お問い合せは下記へどうぞ
 E-mail info@osaki-midori-forum.com
 FAX 0857-27-7369(土井)


「尾崎翠フォーラムin鳥取2015」を開催します。

  日時:2015年7月11日(土) 午後1時30分より
  場所:とりぎん文化会館 第1会議室

2015ポスター


鳥取大学で『第七官界彷徨―尾崎翠を探して 』の映画上映と講演

 映画『第七官界彷徨―尾崎翠を探して 』の貴重な上映チャンスです。市民の皆様も是非ご観覧ください。

 映画:『第七官界彷徨―尾崎翠を探して 』(監督:浜野佐知)
 講演:『女が映画を作るとき ― 鳥取ロケを通して見えたもの』(講師:浜野佐知)
 日時:11月21日(金)15:00~18:00
 場所:鳥取大学アート・プラザ
 料金:無料
 主催:鳥取大学・尾崎翠ゼミ
 後援:尾崎翠フォーラム実行委員会


養源寺「寺子屋コンサート」に寺尾紗穂さん出演

 下記の通り養源寺でのコンサートが開催されます。
 皆様のご参加・観覧をお願いいたします。
 養源寺には尾崎翠墓所があります

 ■第10回寺子屋コンサート

 日時  10月13日(月、祝)  開演14:00(開場13:30)

 出演者    大須賀ひでき(デュークエイセス トップテナー)  
        玉木孝治(ギター)

        寺尾紗穂  寺尾さんは14:30頃
 入場無料
 養源寺ホームページ  http://www.ncn-t.net/yogenji/page013.html


「尾崎翠フォーラムin鳥取2014」は終了しました。

 多数のご参加、誠にありがとうございました。
 近日中に概要を報告します。しばらくお待ちください。
 また内容の詳細は12月中旬発行予定の『尾崎翠フォーラムin鳥取2014報告集』に掲載します。


NHK鳥取放送局で「尾崎翠フォーラムin鳥取2014」が紹介されます。

  ニュースへ


「尾崎翠フォーラムin鳥取2014」を開催します。

  日時:2014年7月5日(土)  

チラシ


「尾崎翠フォーラムin鳥取2013報告集」を発刊・販売しています。

主な内容  ■講 演「コケ学者が読み解く『第七官界彷徨』」
           有川智己(慶應大学准教授)
      ■小講演「グレタ・ガルボと尾崎翠」
           澤登翠(活動写真弁士)
      ■「網代の盆踊り」の紹介
      ■会場風景・交流会・文学散歩とジオツアー
      ■参加者の声・寄稿・書評 ほか 

A4判、54ページ、頒価1,200円(送料80円)
 申し込み方法 郵便、電話、メールで実行委員会へ 


「尾崎翠フォーラムin鳥取2013」は終了しました。多数のご参加、ありがとうございました。


「尾崎翠フォーラムin鳥取2013」の参加申込み受付中!

<ご注意>文学散歩ツアーは定員になりましたので、締め切りました。遊覧船のみ乗船お方はまだ受け付けています。


「尾崎翠フォーラムin鳥取2012報告集」を発刊・販売しています。

 主な内容 ■講 演「女の子のサバイバル―尾崎翠の文学的方法」
           北川扶生子(鳥取大学准教授)
      ■小講演「尾崎翠・中條(宮本)百合子・湯浅芳子」
           浜野佐知(映画監督)
      ■会場風景・交流会・文学散歩とジオツアー
      ■参加者の声・寄稿・書評・流出書簡問題 ほか
 
 A4判、38ページ、頒価1,200円(送料80円)
 申し込み方法 郵便、電話、メールで実行委員会へ 
 


「尾崎翠フォーラム実行委員会」の旧サイトを移転しました。

 今後の「尾崎翠フォーラムin鳥取」についての情報はこの新サイトでご覧ください。
 
 移転した旧サイトは、過去の資料として保存したもので、旧サイトは4月末で廃止し、以後更新することはありませんのでご注意ください。
 2012年5月以降はこの新サイトのみとなります。

 旧サイト(保存ファイル)へは、次のページからお入りください

 http://old.osaki-midori-forum.com/2001-2011/index.htm

2012年4月30日 鳥取県鳥取市、尾崎翠フォーラム実行委員会

尾崎翠フォーラム実行委員会  〒680-0851 鳥取県鳥取市大杙26 土井淑平気付
TEL&FAX 0857-27-7369
e-mail info@osaki-midori-forum.com

ロゴの題字:柴山抱海 2012年3月29日新サイト開設
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